ぶっきょうについて

高校生の頃に作家の遠藤周作さんの本によりキリスト教と
いう世界に少し触れました。学生の頃は仏教というと、イコ
ール葬式のイメージでした。そして、仏教のさまざまな行事
の意味がよくわかりませんでした。

その後、社会に出てから、旅行でお寺や仏像を見るのが
好きになりました。美術面で少し近づきました。

そして、父が亡くなってから、仏教に対する考えが大きく変
わりました。(偶然父の葬儀の時に出会ったご住職のお話
が良かったせいもありますが。)

仏教にはいろいろな行事があります。葬儀、四十九日、
一周忌、三回忌、お盆、お彼岸…。そのどれもが、きちんと
やろうとすると結構大変なものです。

看病で疲れていて体力面でも弱っていたり、長年一緒に暮ら
していた家族がいなくなる事により精神面が弱っていたり…
そんな中での行事です。

でも、その行事の一つ一つを家族が力を合わせて行ってゆく
ことにより、もはや何もしてあげられなくなってしまった父に、
何かをしてあげられたような気がして、私たちは少し気持ち
が癒されました。これは、体験して初めてわかったことでした。

私にとっての大きなターニングポイントは一周忌でした。
一周忌という行事を済ませたら、異常事態から何かがストン
と落ちたような感じで、かなり自然体に戻れた気がしたのは
なんとも不思議でした。

ぶっきょうの行事は、意外と先人達の知恵なのかもしれません。

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